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痛風の原因!高尿酸血症の治療

 痛風発作が治まったら、次は高尿酸血症の治療を始めます。尿酸値を下げるために尿酸降下薬の服薬を開始しますが、それと併せて食事療法など、生活習慣の見直しも行い、尿酸値が高くなった原因を取り除いていきます。高尿酸血症の治療をどのように進めるのか見ていきましょう。

<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属
 薬剤師 松田俊浩※

治療は薬物療法と生活療法の二本立て

 激しい痛みを伴う痛風発作が治まったら、次は痛風の原因である高尿酸血症の治療にとりかかります。尿酸値を正常域まで下げる事は、痛風発作の再発を防ぐ事はもちろんのこと、腎障害や尿路結石などの合併症を回避することもできるのです。

 高尿酸血症の治療は薬物療法と生活療法が基本となります。どんなに薬で尿酸値を下げても、尿酸値を高くした生活習慣が改善しない限り同じ事を繰り返す事になります。

 また食事療法を中心とした生活療法は、高尿酸血症に併発しやすい肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防や改善に効果があるので、積極的に取り組む必要があります。痛風発作や痛風結節が見られる場合は、薬物療法が中心となります。

痛風を改善する食事の進め方


薬物療法の開始基準

 高尿酸血症とは尿酸値が7.0mg/dl以上のことをいい、この値を超えると治療が行われますが、痛風発作などの症状がない無症候性高尿酸血症の場合はその基準がゆるく、8.0mg/dl以上で薬物療法が行われます。

 さらに腎障害や尿路結石、高血圧、高脂血症、糖尿病などの合併症もない場合は、さらに基準はゆるくなり9.0mg/dl以上で薬物療法が行われます。

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薬剤師のイメージ
<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属 薬剤師 松田俊浩※
<著者の略歴>
 痛風全般はもちろんのこと、血液の病気や栄養学を専門として活動しており、痛風の正しい知識や食事療法の指導を行っている。